7/22・7/29「フランス語新聞記事の読み方20」受講生募集中(終了しました)

ALFI パートナーズのエコール・プリモ様より、講座のご案内をいただきました。少人数、ハイブリッド、2回完結のワークショップ形式です。

お申し込みは7/18(火)まで、エコール・プリモ事務局 ecole@primots.com 宛、お早めにどうぞ。

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インターネットやSNSの普及でフランス語の新聞記事にふれる機会は多くなりました。
しかし、そこに書かれている内容を、どの程度まで理解できているでしょうか?
記事が書かれるルールやテクニックを知ることで、内容の理解度は深まります。
現役ジャーナリストであり、日本ではガイドも務める講師とともに読み解いていきましょう。
この講座では、毎回異なる1つのテーマを選び、フランス国内をはじめ、フランス語圏のいくつかの新聞記事を読み比べます。
異なる論調の新聞を取り上げることで、各紙論説や意見の違いも知ることができます。時にはフランスを超えて、仏語圏の異なる国の新聞を読み比べたり、フランス語で書かれた報道内容の違いについても触れられる刺激的な体験が待っています。
主題に対する背景や、基礎的な知識、重要な表現についても可能なかぎり解説いたします。

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今回取り上げるテーマは、” Le système politique suisse ” スイスの政治システムです。

世界の中でも珍しい、イニシアティブとレファレンダムを柱とする特殊な直接民主制を敷くスイスの政治システム。
18歳以上のすべての国民が選挙権と連邦政府の決定に対して直接意見し、さまざまな案件に関して関与することができます。
スイス国民は、年に数回、具体的なテーマについて投票を求められるそうです。

日本でも憲法改正や最高裁判所裁判官国民審査、地方行政のリコールというように一部では採用されていますが、実感としてはなかなかわかりづらい直接民主制。そのメリット・デメリットについて、政治学を専門にされている先生がフランス語圏の新聞記事を一緒に読み解きながら、具体的にわかりやすく解説します。

スイス国民が受け取る投票資料も持参いただきます。

日本の政治システムも様々な問題が噴出しています。
他国の制度を比較することで、皆さまの知識や思考力がいちだんと深まることでしょう。

今回取り上げる内容について、先生からコメントを寄せていただきました。

Nous étudierons, à travers la presse écrite, le système politique suisse.
Tout d’abord, nous verrons quelques généralités sur le type de gouvernement existant en Suisse, puis nous traiterons particulièrement du système de démocratie directe, un système unique au monde combinant le droit de référendum et celui d’initiative dans lequel les citoyens peuvent eux-mêmes s’opposer à une loi votée par leur parlement ou proposer une loi.
Les Suisses sont ainsi invités régulièrement à donner leur avis sur des sujets très variés.
Nous prendrons l’exemple du vote (que les Suisses appellent “votation”) qui a eu lieu ce mois (le 17 juin) et qui concernait trois sujets :
– une loi sur le climat qui prévoit que la Suisse réduise ses émissions nettes de gaz à effet de serre à zéro
– la création d’un impôt minimal sur les bénéfices des entreprises multinationales
– la prolongation de la loi Covid-19
Nous verrons la présentation et l’analyse des résultats de ce vote en lisant des articles de la presse suisse, mais aussi de la presse francophone étrangère.
Durant ces deux leçons, nous présenterons également le matériel de vote que tous les citoyens suisses reçoivent.
Cela nous permettra de mieux comprendre comment se passe concrètement ce système démocratique particulier.
Enfin, nous regarderons les autres sujets très divers sur lesquels les Suisses sont invités à se prononcer plusieurs fois chaque année.

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今回のプログラムも、全2回で構成されます。
初回は、事前に渡した記事(今回は1記事程度)を題材に、単語も含めて講師と一緒に詳細にじっくりと読み込みます。
ディスカッションもあります。
続いての回では、初回に宿題として渡される別の記事も扱い、1回目の記事とも比較しながら、その読みを深めていく予定です。
また、2回目の授業の最後には、丁寧な添削が好評な、任意提出課題もございます。
新聞記事の種類や基本的な構造も紹介しつつ、読解におけるポイントを解説しますので、今回がはじめてのご参加になる方も、問題なく受講いただけます。
もちろん継続して受けられる方なら、前回学んだ知識が活かせるはずです。書き手の立場から得られる貴重な読み方、この機会に学んでみませんか?

【講師紹介】

オレリアン・ユブラー(Aurélien Hubleur)
スイス出身。ローザンヌ大学で政治学を専攻。博士号取得。2006年にはカナダのバンクーバーで「メディア英語」プログラムを受講する。在学中からジャーナリストとして、主に『ル・コティディアン・ジュラシアン』(Le Quotidien Jurassien)を舞台に活動する。日本においても、複数のメディアと仕事を続ける一方、フランス語教師、観光ガイドとしても活躍している。

【募集要項】

講座名:「現役ジャーナリストに学ぶ、フランス語新聞記事の読み方」
1.日時:①7/22(土)16:30~18:30 ②7/29(土)16:30~18:30(全2回)
2.場所:エコール・プリモ(通学/Zoom/動画)
※ハイブリッド形式で授業を行いますので、教室通学/Zoomのオンライン受講をお選びいただけます。
※Zoomを選択された方で、Zoom経験のない方には事前テストもご案内可能です。
3.講師:オレリアン・ユブラー
4.定員:10名(最少催行人数4名)
5.料金:11,000円(税込、2回セットで)
6.申込締切:7/18(火)
7.その他:授業内容については、すべて録画し、授業後約1ヶ月間程度、YouTubeにて限定配信します。

【お申込方法】

件名を「新聞記事」にして、本文にできる限り以下の項目を記入し、e-mailにてお申込みください。
折り返し担当よりご連絡いたします。
1)氏名(ふりがな)
2)メールアドレス
3)当日連絡がつく電話番号
4)資格の有無(仏検、通訳案内士:合格年、他)
5)授業への要望や講師へのメッセージ
6) 受講形式: 教室通学/オンライン(Zoom)/動画 ※必須です。

最少催行人数に達ししだい、先着順にお振込みのご案内をいたします。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問合せください。