La Plume d’ALFI - AFJと能楽を体験してきました!
Par Yuya SANO
フランス語を使った交流や、フランス及びフランコフォン関連団体とのパートナーシップ構築を目的に日々活動している仏検1級合格者の会(ALFI)。その活動の一つとして、2/23(金)に在日フランス人・フランコフォン協会(AFJ)との共催で能楽体験・鑑賞を行いました。30名以上の参加者が、普段なかなか体験できない伝統芸能である能楽を堪能してきました。今回初となる当会のブログ「La Plume d’ALFI」では、その様子をレポートします!
プロの能楽師によるレクチャー
今回、国立能楽堂のご厚意で特別に、研修用の檜舞台を使って、能楽師の伶以野(レイヤー)陽子先生によるレクチャーと能楽体験を実施しました。
まず、舞台に上がるため、集合した参加者は白足袋を履きます。白足袋にはゴムが使われておらず、代わりに小鉤(こはぜ)と呼ばれる特有の留め具で足首に固定するのですが、その装着が難しく、足袋を履くのに苦戦している参加者も多かったです。
その後、伶以野先生による能楽の特徴や二本の演目、百万(ひゃくまん)と鍾馗(しょうき)の解説が行われました。当会員の粟野と野上が、その内容を日本人以外の参加者に向け、フランス語へ通訳。本格的な日仏通訳を実際に体験できるのも、ALFIのイベントならではかもしれませんね。
いよいよ檜舞台へ
伶以野先生によるレクチャーの後は、檜舞台で能楽を実際に体験。すり足でゆっくりと、橋掛かりから本舞台まで移動します。正しい姿勢でまっすぐ歩くのは想像よりも大変でした。
本舞台では、一人ひとり、若女の能面をつけさせてもらいました。能面の目の穴がかなり細く、着けるとかなり視界が狭くなります。そんな状況で迫力ある演技を行う能楽師の皆さんのすごさを実感しました。
最後は全員で集合写真を撮り、能楽体験は終了。その後館内でお昼休憩を挟み、午後からは午前中に解説のあった能楽二本と狂言一本の鑑賞を行いました。お昼ご飯の後ということもあり、ウトウトしている参加者もいましたが、間近で迫力ある演技を見ることができ、参加者みな、感動した様子でした。
ALFIでは、このような日仏交流を定期的に開催しています。今後もイベントが予定されていますので、ぜひご参加ください。