9/27(金)18 :00-20:00 ディミトリ・タトヤン氏講演会「14世紀における荘園性の危機?ー訴訟文書からみた中世日本の農村社会の変容ー」@日仏会館(恵比寿)601会議室
【講師】ディミトリ・タトヤン(フランス国立科学研究センター)
12~16世紀の中世日本において、大半の人々は荘園公領制の下で暮らしていた。この点で、荘園公領制は日本中世史全体、特に村落住民の歴史や中心部と周縁部の関係を研究する上で無視できないものである。本発表では、13世紀末から14世紀初頭の、荘園社会の様々なアクター間紛争の分析に焦点を当てる。特に荘園住民から領主に宛てた「申状」は、荘園の構造がうかがえる文書であり、荘園住民と領主代表者との関係性を知る手がかりとなる。一揆とは異なるこれらの紛争の分析を通じて、荘園内部の社会・経済的変化を示すことを試みる。
【司会】デルフィーヌ・ヴォムシャイド(日仏会館・フランス国立日本研究所)
【主催】日仏会館・フランス国立日本研究所
【登録】 https://www.mfj.gr.jp/agenda/2024/09/27/2024-09-27_regime_domanial/index_ja.php
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